2024年 年頭のご挨拶


 2024年を迎え、新年のご挨拶を申し上げます。
 
 年頭のご挨拶の前に、新年早々に発生しました「令和6年能登半島地震」、「羽田空港での航空機事故」で犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表すとともに、被災された、事故に遭われたすべての皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

 日頃より支部活動にご理解とご支援を賜り厚くお礼を申し上げます。
 皆様におかれましては、新春を清々しい気持ちでお迎えられ、決意を新たにされていることと思います。

 昨年は5月に新型コロナウィルス感染症が法律上の5類に変更されたことで、社会活動が回復し行動制限からも解放され徐々にもとの生活に戻って参りました。私も単身赴任から帰函以来、初めて東京で開催されたハムフェアへ足を運ぶことが出来ました。また前年は延期されていた北海道ハムフェアも開催されるなど、各種アマチュア無線のイベントも再開され賑わいをみせておりました。当支部でも11月19日に「ハムの集い」を多くの方をお迎えし盛況のうちに開催することができました。

 さて、皆様ご承知のことと存じますが、今年4月には北海道8支部体制となってから50周年を迎えます。
 区切りの年でもあり、現在の北海道8支部が抱える問題について真摯に受け止め様々な検討をしていく段階にあると考えます。まずは北海道内の隣接支部にて共同事業を行うなど出来るところから取り組んでいける環境を目指して参ります。

 JARLとしては昨年会長だった高尾氏が不正支出等の不適切行為により解任されるという激動の年となり、森田会長体制がスタートしました。新執行部がスタートしJARLの抱える課題への取り組みが目に見えて進みだしました。結果が出るまでには時間の掛かることが多くありますがQSL遅延問題等についても改善の方向へ進むよう舵を執って頂くことを期待しています。

 制度改正により、無資格者でも一定の条件下で交信の体験(体験運用)を行えるなど、無線従事者増加に期待しております。一方で、無線機の取り換え、新規の開設時の固定局においてはスプリアス規制に伴って、電波防護指針を計算して提出するなど細かい改正がありました。従来と手続きが変わっていますので注意が必要です。

 早いもので渡島檜山支部長を拝命して1期(2年)になろうとしています。支部会員の皆様のお力をお借りし、お互いにアマチュア無線を楽しめる環境の構築、維持を行って参ります。本年も変わらぬご支援、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟
渡島檜山支部長 JL8LGW 船 水 明

 2024年1月7日