支部長就任のご挨拶

6月26日社員総会の成立によりJH8CBH佐々木前支部長に変わり渡島檜山支部長に就任いたしました。私が以前支部運営に関わっていたときからもう10年になろうとしています。当時とは時代背景も変わり、当時中心だったメンバーも去り、今の時代にあった活動とは何かを模索して行かなければと考えています。

事業の廃止も厭わずに見直しを行い、持続可能な支部運営を行っていきます。

選挙に立候補時に掲げたものは

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支部長として、現支部長のチャレンジ・積極路線を継承しつつ焦らず急がず欲張らずに

安定した支部運営を行っていきます。支部伝統の青森県支部との交流事業は今後も継続していきます。

アマチュアバンドを守り、ニューカマーが安心して運用できるよう違法局不法局の撲滅を目指します。

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欲張らずに一つ一つ丁寧に進めていきます。

まずは、7月1日開始の「函館市制施行100周年特別局8J8HKD」の運用に集中して取り組んでまいります。期間中には函館蔦屋書店様での公開運用も予定しておりますので、会員の皆様お誘い合わせのうえご来場いただければと思います。

また、8J8HKDは「体験局」を兼ねての開局です。

「体験局」とは、2020年4月21日に公布・施行された総務省告示に基づく「無線技術に対する理解と関心を深めることを目的として社団が臨時に開設するアマチュア局」のことで、無線従事者資格を有しない者が一定の条件のもと、アマチュア無線の運用を認められるものです。夏休み期間でもあり、多くの子供たちに体験していただけるようPR活動を行い多くの笑顔と出会えるよう取り組んでまいります。

さて、コロナは収束してきたと言われています。しかし、東京での感染者増、函館でも医療機関での複数のクラスター発生、小学校の一部学年での閉鎖なども未だ頻繁に発生している状況です。支部として参加予定だった「2022青少年のための科学の祭典」も中止が決定しており、楽観視できない状況があります。しかし、当支部の支部大会はもし今年中止となれば3年連続中止となってしまうため、今年はどんな形でもよいから開催したいという気持ちです。当初9月を予定していました支部大会ですがなんとしても開催したいという思いから、11月以降へ日程変更し開催を実現できるよう準備を進めていきます。

支部報についても11月支部大会での配布を目指し準備を進めていきます。

青森県支部との交流ですが、津軽海峡コンテスト共催、両支部大会への参加を中心としたものでしたが、オンラインミーティングを定期的に開催するなどさらに交流を深めて行けたらと思います。一方で相互に訪問している支部大会ですが両支部役員の負担も大きいため隔年訪問にする等青森県支部と相談していきます。

違法局不法局についての平日の430MHz帯の状況について、総合通信局との連絡を密にとっていきます。また主に144MHz帯における交信妨害についても継続して追跡調査および総合通信局と連携をとって参ります。VUのFMをクリーンで安心して交信できる環境を整えられるよう取り組んでまいります。

JARL社員として以下の課題の解決に向けて意見を出していけるよう勉強を継続していきます。

・赤字財政の健全化

・若い会員の意見を取り入れた組織運営の実現

・社員総会の生中継の実現

・バンドプランの改善を含めた法制度

これらについては全国の同じ問題意識を持った社員の方とも意見交換なども行いしっかりと取り組んでまいります。

支部長として、すべて初めて経験することで、至らないことも多くご心配をお掛けすることが多くなろうかと思いますが、精一杯務めてまいります。

会員の皆様のご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

最後に渡島檜山支部会員皆様のご健康とご活躍を祈念申しあげ、ご挨拶と致します

令和4年6月27日

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟

渡島檜山支部長  船 水  明(JL8LGW)